群馬大医哲ウェブサイト
「医系の人間学」 のねらいと組み立て
「医系の人間学」が目指したのは、柔軟な思考、多様な価値観に対する寛容、自己省察力や他者の意見に謙虚に耳を傾ける姿勢といった「豊かな人間性」を養うことです。
医師が向き合うのは、「患者」という没個性的な呼び方に収まりきらない一人ひとり異なる個性を持った「人間」ですから、人体の構造や疾病のメカニズムだけでなく「人間」を理解することもまた、医師の重要な責務です。
「医系の人間学」では人間を理解し、その多様な生き方や多様な価値観に対して広い視野をもって接することができる医師を育成するために、自然科学としての生命医科学や医学に狭く限定することなく、「人間」の生き方を浮き彫りにするような幅広いテーマのもとで、ドキュメンタリーやドラマ、映画など多様なコンテンツを組み入れました。