文芸読書会では、参加者のうち有志が次回とりあげたい作品を選びます。空いた時間に
読んできて、その作品について自由に語り合うのが、この会です。読み方や発言のスタ イルにルールはありません。毎回、趣のちがう作品をとりあげていきますので、続けて参 加しつづけないとならないということはありません。ふらりとのぞいてください。 1999年から数年間は文庫本になった作品を中心に読んできましたが、2004年からは
文芸雑誌に掲載された中短編小説を読むという試みをつづけています。文庫本だと入手 に手間取ることがありますが、雑誌なら近くの図書館で閲覧できますし、同時代に進行し ている生の創作にもふれていこうという気持ちがあります。
2021年春からは 新型コロナ禍のあおりで オンラインでの開催を開始しました。 ご参加ご希望の方は メールにてご連絡ください。 時間 19時半−21時半(ときに22時を少しまわることもあります) お問い合わせ先は maebun.since1999@gmail.com (主催は当講座ではなく、前橋文学会です。) 2024年度 ■04月18日(木) アリス・マンロー「なぐさめ」(小竹由美子訳『イラクサ』新潮社 所収) ■05月21日(火) ジュンパ・ラヒリ「いいところだけ」(小川高義訳『見知らぬ場所』新潮社) ■06月19日(水) 三島由紀夫「家族合せ」 ■07月23日(火) アンソニー・ドーア「ハンターの妻」岩本正恵訳(『シェル・コレクター』新潮社) ■08月22日(木) エリザベス・ギルバート「撃たれた鳥」岩本正恵訳(『巡礼者たち』新潮社) ■09月26日(木) ハン・ガン「回復する人間」 斎藤真理子訳(『回復する人間』 白水社) ■10月30日(水) W・トレヴァー「大金の夢」(栩木伸明訳『アイルランド・ストーリーズ』国書刊行会) ■11月28日(木) アリス・マンロー「プライド」(小竹由美子訳『ディア・ライフ』新潮社 所収) ■12月 日() ■01月 日() ■02月 日() ■03月 日() 2023年度 ■04月10日(月) G・ネッテル「盆栽」 (宇野和美訳『花びらとその他の不穏な物語』現代書館) ■05月18日(木) エルビラ・ナバロ「ヘラルドの手紙」(宮ア真紀訳『兎の島』国書刊行会) ■06月13日(火) ドリス・レッシング「二つ目の小屋」(青柳伸子訳『老首長の国』作品社) ■07月29日(土) S・シュウェブリン「そんなんじゃない」(見田悠子訳『七つのからっぽな家』河出書房新社) ■08月28日(月) 平野啓一郎「消えた蜜蜂」 ■09月20日(水) ボビー・アン・メイソン「シャイロー」(千石英世訳『集英社ギャラリー 世界の文学17』) ■10月16日(月) カポーティ「夜の樹」(川本三郎訳『夜の樹』新潮文庫) ■11月20日(月) ウィリアム・トレヴァー「女たち」(栩木伸明訳『ラスト・ストーリーズ』国書刊行会) ■12月26日(火) 日野啓三「七千万年の夜警」 ■01月17日(水) 小川洋子「ユニコーンを握らせる」 ■02月21日(水) ウィリアム・トレヴァー「昔の恋人」(宮脇孝雄訳『ベスト・ストーリーズV』早川書房) ■03月20日(水) イーディス・パールマン「介護生活」(古屋美登里訳『蜜のように甘く』所収) 2022年度 ■04月27日(水) ヘミングウェイ「季節はずれ」(高見浩訳)新潮文庫 ■05月13日(金) ヘミングウェイ「雨の中の猫」(高見浩訳)新潮文庫 ■06月17日(金) アップダイク「巣立ち」 ■07月12日(火) アリス・マンロー「砂利」(小竹由美子訳『ディア・ライフ』所収) ■08月16日(火) ヘミングウェイ「世の光」 ■09月29日(木) ジェイムズ・ジョイス「姉妹」 ■01月19日(木) 多和田葉子「ヒナキクのお茶の場合」 ■03月27日(月) アリス・マンロー「浮橋」(小竹由美子訳『イラクサ』所収) 2021年度 ■04月14日(水) 吉行淳之介「埋葬」 ■05月14日(火) イーユン・リー「千年の祈り」(篠森ゆりこ訳『千年の祈り』所収) ■06月01日(火) イーディス・パールマン「打算」(古屋美登里訳『蜜のように甘く』所収) ■07月17・18日(土・日) 前橋文学第10号 合評会 ■09月17日(金) イーディス・パールマン「蜜のように甘く」(古屋美登里訳) ■10月28日(木) グレアム・スウィフト「トンネル」(片山亜紀訳) ■11月17日(水) 芥川龍之介「庭」 ■11月30日(火) 芥川龍之介「秋」 ■01月18日(火) ウィリアム・トレヴァー「孤独」(中野恵津子訳『密会』所収) ■02月17日(木) ドリス・レッシング「愛の習慣」(小野寺健訳『20世紀イギリス短編選 下』) ■03月15日(火) 野間宏「泥海」 2020年度 ■04月30日(木) 太宰治「グッド・バイ」 ■05月21日(木) ブレット・ロット「家族」 ■05月28日(木) 太宰治「燈籠」 ■06月10日(水) 多和田葉子「胡蝶、カリフォルニアに舞う」『文學界』2018年7月号 ■06月23日(火) 谷崎潤一郎「秘密」 ■07月07日(火) 岡本かの子「鮨」 ■07月24日(祝) フラナリー・オコナー「田舎の善人」(横山貞子訳) ←訳に少々難あり ■09月03日(木) 安部公房「空中都市」 ■10月07日(水) リー・イーユン「黄昏」(篠森ゆりこ訳『千年の祈り』所収) ■12月02日(水) 森本薫「女の一生」1 ■01月13日(水) 森本薫「女の一生」2 2019年度 ■04月19日(金) メアリー・ワトソン「ユングフラウ」(くぼたのぞみ訳) ■05月24日(金) 連城三紀彦「指飾り」 ■06月14日(金) サリンジャー「コネティカットのひょこひょこおじさん」(野崎孝訳) ■07月08日(月) 絲山秋子「アーリオ オーリオ」 ■12月23日(月) レベッカ・ブラウン「ナポレオンの死」 ■01月14日(火) アリス・マンロー「ジェスとメリベス」 ■02月09日(日) 前橋文学第9号 合評会 2018年度 ■04月23日(月) アリス・マンロー「ターキー・シーズン」(横山和子訳)『木星の月』中央公論社 ■05月28日(月) アリ・スミス「過去」(丸洋子訳)『ホテルワールド』DHC ■06月29日(金) マーガレット・アトウッド「ダンシング・ガールズ」(岸本佐知子訳)『ダンシング・ガールズ』白水社 ■07月25日(水) 多和田葉子「文通」『文學界』2018年1月号 ■10月15日(月) アリス・マンロー「記憶に残っていること」(小竹由美子訳)新潮社 ■10月28日(日) 前橋文学第8号 合評会 ■11月26日(月) カフカ「小さい女」 ■12月21日(金) マドレン・ティエン「錬金術」 ■01月15日(火) バーナード・マラマッド「夢に見た彼女」 ■02月22日(金) ジュンパ・ラヒリ「病気の通訳」 2017年度 ■04月25日(火) オラフ・オラフソン「七月」(岩本正恵訳)『ヴァレンタインズ』白水社 ■05月30日(火) デイヴィッド・ベズモーズギス「コインスキー」(小竹由美子訳)『ナターシャ』新潮社 ■06月30日(金) 今村夏子「あひる」『文学2017』講談社 ■07月31日(月) 小山田浩子「うらぎゅう」『群像』2013年4月号 ■09月29日(金) アリス・マンロー「若き日の友」(栩木玲子訳)『すばる』2017年6月号 ■10月31日(火) 佐藤洋二郎「瀞」『群像』2017年9月号 ■11月10日(金) ピーター・シェーファー「アマデウス」 サンシャイン劇場・松本幸四郎主演 ■11月28日(火) グレアム・スウィフト「ホテル」(柴田元幸訳)『むずかしい愛』 ■12月21日(木) ユハ・イトコネン「リミニ」(古市真由美訳)『すばる』2017年10月号 ■01月30日(火) アンダー・モンソン「残余」(柴田元幸訳)『すばる』2017年10月号 ■03月01日(木) アリス・マンロー「セイヴ・ザ・リーパー」(近藤三峰訳)『善き女の愛』 2016年度 ■04月28日(木) 太田省吾「棲家」 太田省吾劇テクスト集(全) 早月堂書房 ■06月20日(月) ラモーナ・オースベル「セイバー」(小林久美子訳)『生まれるためのガイドブック』白水社 ■07月18日(火) ジュディ・バドニッツ「水のなか」(岸本佐知子訳)『文學会』2013年9月号 ■10月31日(火) アリ・スミス「普遍的な物語」(岸本佐知子訳)『すばる』2016年10月号 ■11月21日(火) フォークナー「納屋を焼く」(志村正雄訳)『フォークナー全集24短篇集(1)』 ■12月22日(金) 多和田葉子「ゴットハルト鉄道」『群像』2016年10月号
2015年度 ■04月27日(月) ラモーナ・オースベル「引き出し」(岸本佐知子訳)『文藝』2014夏 ■05月26日(火) 本谷有希子「藁の夫」 『群像』2014年2月号 ■06月15日(月) ジャック・ロンドン「ブラウン・ウルフ」(柴田元幸訳)『すばる』2015年4月号 ■07月14日(火) スティーヴン・ミルハウザー「ある訪問」(柴田元幸訳)『ナイフ投げ師』 白水uブックス ■08月04日(木) 芥川龍之介「仙人」 in 旭川 2014年度 ■04月28日(月) ジュディ・バドニッツ「優しい切断」岸本佐知子訳『文學界』2014年4月号 ■05月19日(月) 多和田葉子「ミス転換の不思議な赤」『文學界』2014年3月号 ■06月16日(月) 川上弘美「水仙」『群像』 2014年5月号 ■07月14日(月) アリス・マンロー「マイルズ・シティ、モンタナ」川本三郎訳 ■10月27日(月) 大江健三郎「他人の足」『新潮』1957年8月号 ■12月01日(月) ジュディ・バドニッツ「顔」 岸本佐知子訳『文學界』2014年8月号 ■01月05日(月) ガルシア=マルケス「トゥバル・カインが星を作る」『新潮』2015年1月号 2013年度 ■04月18日(木) Alissa Nutting, "Dinner" (Tin House 33, 2007) ■05月23日(木) 皆川博子「蝶」文春文庫 ■06月27日(木) チェーホフ「イオーヌイチ」神西清訳・青空文庫/小笠原豊樹訳・新潮文庫 ■07月25日(木) イーディス・パールマン「非戦闘員」(『双眼鏡からの眺め』早川書房、所収) ■10月03日(木) エイミー・ベンダー「燃えるスカートの少女」 角川文庫 ■10月31日(木) ラモーナ・オースベル「安全航海」(岸本佐知子・訳 群像10月号) ■11月28日(木) 村上春樹「ドライブ・マイ・カー」文藝春秋 2013年12月号 ■12月19日(木) 太宰治「皮膚と心」(文學界2013年11月号再掲載) ■01月21日(火) 李承雨「古びた日記」(金順姫・訳 すばる2013年11月号) ■01月24日(金) 李承雨「古びた日記」 in 韓国・全州 ■02月13日(木) 川端康成「眠れる美女」新潮文庫 ■03月09日(日) 桑原裕子「彼の地」北九州芸術劇場・あうるすぽっと公演
2012年度 ■04月23日(月) 太宰治「走れメロス」 ■05月28日(月) リルケ「闇にきかせたはなし」(谷 友幸訳『神様のはなし』新潮文庫) ■06月18日(月) アリッサ・ナッティング「アリの巣」(岸本佐知子訳)『群像』2012年6月号 ■07月23日(月) アリ・スミス「五月」 『群像』2007年2月号(岸本佐知子訳) ■09月03日(月) 安部公房「棒になった男 第三景」&「棒」 ■10月15日(月) 青山七恵「かけら」『新潮』2008年11月号 所収 ■11月15日(木) ブレット・ロット「家族」(岸本佐知子訳) 『群像』2012年10月号 ■12月13日(木) 中島敦「山月記」 ■01月28日(月) 芥川龍之介「奉教人の死」 2011年度 ■05月10日(火) ジュンパ・ラヒリ「天国と地獄」(『見知らぬ場所』所収) ■06月07日(火) 芥川龍之介「地獄変」 ■07月12日(火) ヘミングウェイ「キリマンジャロの雪」 ■08月15日(月) 梶井基次郎「路上」「器楽的幻覚」(ウェブサイト青空文庫) ■09月27日(火) 宮沢賢治「貝の火」(青空文庫/『新編 風の又三郎』新潮文庫) ■10月18日(火) 新美南吉「ごん狐」(青空文庫/『新新美南吉童話集』岩波文庫) ■11月28日(月) グレアム・スウィフト「Our Nicky's Heart」真野 泰訳 ■12月26日(月) レベッカ・ブラウン「愛の詩」 (『私たちがやったこと』新潮文庫) ■02月13日(月) 芥川龍之介「藪の中」
2010年度 ■04月21日(水) ジュンパ・ラヒリ「停電の夜に」 ■05月25日(火) カフカ「田舎医者」 ■09月30日(木) フィッツジェラルド『グレート・ギャッツビー』野崎訳/村上訳/小川訳
2009年度 ■04月22日(水) 松浦寿輝 「あやめ」 『あやめ・鰈・ひかがみ』講談社文庫所収 ■05月19日(火) スチュアート・ダイベック「熱い氷」 『シカゴ育ち』白水社所収 ■06月13日(土) 前橋文学第7号 合評会 ■07月01日(水) 梶井基次郎「檸檬」 ■08月25日(火) ガルシア=マルケス『エレンディラ』ちくま文庫 ■09月30日(水) アダム・ヘイズリット「戦いの終わり」 『あなたはひとりぼっちじゃない』新潮社所収 ■10月03日(土) ジュンパ・ラヒリ「ピルサダさんが食事に来たころ」『停電の夜に』新潮文庫 ■10月21日(水) 谷崎潤一郎 「秘密」 『刺青・秘密』新潮文庫所収 ■11月24日(火) 太宰治「トカトントン」 ■12月21日(月) 伊東隆雄「国境幻想」『桟敷』9号 ■01月26日(火) ジュンパ・ラヒリ「神々の恵みの家」 ■02月23日(火) ホーフマンスタール「チチアンの死」 2008年度 ■04月22日(火) 澁谷禎之 「ラップタイム」 『群像』4月号 ■05月27日(火) 川端康成 「片腕」 ■06月24日(火) 中村文則 「ゴミ屋敷」 『文學界』平成20・2月号 ■07月08日(火) 黒川博行 「シネマ倶楽部」 『小説宝石』平成20・5月号 ■09月30日(火) テネシー・ウィリアムズ『欲望という名の電車』新潮文庫 ■10月21日(火) 円城塔 「オブ・ザ・ベースボール」 『文學界』平成19・6月号 ■11月18日(火) 玄侑宗久 「おぼん」 『小説新潮』平成20・3月号 ■12月09日(火) 中島敦 「悟浄出世」「悟浄歎異」 角川・ちくま・講談社学芸各文庫 ■01月19日(月) ジュンパ・ラヒリ 「セン夫人の家」 新潮文庫『停電の夜に』所収 ■02月20日(金) レベッカ・ブラウン「私たちがやったこと」新潮文庫 29-56頁 ■03月25日(水) 川上弘美「消える」 文春文庫『蛇を踏む』所収 2007年度 ■04月24日(火) 宮崎誉子「至極真剣」 『文藝』2007・春号 ■05月22日(火) 加藤幸子「バッツィー」『群像』2006・11 ■06月26日(火) 玄侑宗久「ばろっと」『小説新潮』2006・3 ■07月24日(火) 桑井朋子「墓参記」『すばる』 2007・7月号 ■09月25日(火) 安部公房『箱男』新潮文庫 ■10月30日(火) 辻原 登「約束よ」 ■11月20日(火) 早川阿栗「東京キノコ」 『文学界』2007・12 ■12月15日(土) 前橋文学第6号 合評会 ■01月08日(火) サリンジャー 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』村上春樹訳 2006年度 ■04月25日(火) 絲山 秋子 「沖で待つ」 『文學界』平成17・9月号 ■05月23日(火) 湯本香樹実 「珊瑚の指輪」 『文學界』平成18・5月号 ■06月27日(火) 西崎 憲 「シフト」『文學界』平成17・12月号 ■07月10日(月) 鹿島田真希 「嫁入り前」 『文藝』平成18・夏号 ■10月31日(火) 津島佑子 「泣き声」 『新潮』昭和62・1月号 ■11月28日(火) 玄侑宗久 「ぶわん」 『小説新潮』平成16・6月号 ■01月16日(火) 林 京子 「希望」 『群像』平成16・7月号 ■02月18日(日) 蜂飼耳 「こぼれ落ちる猿の声」 『文學界』平成18・12月号 2005年度 □04月28日(木) 十文字実香 「女形」 『群像』平成17・5月号 □06月02日(木) 川上弘美 「蛇を踏む」 『文学界』平成8・3月号 /文春文庫 □07月07日(木) 小野正嗣 「眠る瘤」 『文学界』平成17・5月号 □11月22日(火) 松浦寿輝 「桃」 『新潮』平成14・11月号 □12月19日(月) 中村文則 「蜘蛛の声」 『新潮』平成16・1月号 それ以前6年分のデータは現在探索中です。 |