2020〜2022年度 医系の人間学


(当講座の教員2名は「医系の人間学」に、企画・運営グループのメンバーとして参画いたしました。

しかし「医系の人間学」は特定教員や特定講座が単独で担当した科目ではありません。

以下に掲載いたしますのは、参画した2020〜2022年度に関するかぎりのものです。

授業以外の負荷が耐えがたいほどになり、2023年度以降、担当から外していただきましたので、

下の記載は2023年度以降の同名の科目には当てはまりませんから、ご注意ください。)



  「医系の人間学」は他の医学系の専門科目とは異なり、人文・社会科学系科目に属します。その目的は、医学的な知識の習得や技術の向上ではなく、他者とのコミュニケーション能力や他者の心情を理解する能力を養うことにあります。
  コミュニケーション能力や心情理解能力は、医師が患者・家族・同僚との信頼関係を構築するために必要不可欠な能力です。昨今、学生や研修医ではそうした能力の不足が問題視されるようになってきています。コミュニケーション能力は群馬大学医学部が掲げる「学生が卒業時に身につけておくべき力(コンピテンシー)」にも含まれる重要な項目でありながら、知識・技術に重心をおく従来の伝統的な医学教育の枠組の中では、必要十分なプログラムが組まれてきませんでした。
  「医系の人間学」はこれらの能力を養い研鑽することを目的とし、身体表現能力や人間(人体ではない)理解など、従来の医学教育では不足していた要素を補完する画期的なプログラムとして、カリキュラム検討委員会(とその下位の態度系教育ワーキンググループ)で3年半の準備時間をかけて練り上げられ、2020年度に新入学生を対象として開講。翌年度から2年生、翌々年度は3年生を対象として学年進行、階層型の展開をいたしました。

科目のねらい

評価法と評価基準

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